
節約には隠れてこっそりやるのと、表立って堂々とやる二種類があると思います。隠れてこっそりやるのには、あまり人付き合いに影響は出ませんが、表立って堂々とやる節約は人付き合いを変えたり捨てたりする必要があると思います。
何故節約が難しいかというと、社会性によって今までの同僚や仲間たちと一緒になっているからというのが大きいと思います。大胆な節約をしてガッツリ金を貯めるというのは、今まで培ってきた輪を断ち切るという事になりかねません。
人は自分と似た人間を友達にしたがりますから、大胆な節約はそれだけで仲間内で浮いてしまいます。結局のところ大胆な節約というのは、それだけの代償を払ってでも手に入れたい。あるいは今いる仲間内にそれ程価値を感じていない人が出来る事なのかもしれません。
学生の頃同じ髪型にしたり、同じような服装にするだけで仲間として迎え入れられた経験はありませんか?私はあります。
橘 玲 氏の著作
言ってはいけない 残酷すぎる真実
によれば、アメリカの学校の子供達は黒人は黒人の友達を作り、白人は白人の子供を作る。アジア人はアジア人の友だちを作るそうです。これ程はっきりコントラストが分かれていると些細な違いは目立ちませんが、日本人同士同じ学校や職場で一人だけ極端な節約を押し通すと、浮いてしまいます。
社会の暗部などキレイ事では済まされない所に興味がある人にはオススメできる本だとおもます。個人的に面白かったのはアシュケナージ系ユダヤ人が何故優秀かを解説する所でした。数百年に及ぶ差別や虐殺による人種的淘汰により低いIQでは生存出来ない環境に押し込まれた結果として、ノーベル賞を総なめするような人種的下地が出来たそうです。ユダヤ人が優秀な秘訣にはタルムードが大きく関わっているのかと思っていましたが、それよりもその遺伝的影響が大きそうです。
基本的に大胆な節約は何処まで孤独になれるかだと思います。
孤独は人を強くするし、賢くする。頭一つ抜けだそうと思うなら孤独を受け入れなければならないと思います。皆と同じ価値観では飛び抜ける事はできないと思います。だけどこの考えは人を幸福から遠ざけるのだとも思います。
だからこそ人と違う価値観、考え方を身につけたら自分と同じような考えを持つものをインターネットや人脈などを使って集まらなければと思います。孤独ってそれ程楽しくないですからね。
インターネットというのはそういう特殊な人脈をDIY出来るツールとして、とても優れていると思います。普段の日常では会えないような考えを持つ人達と普通に交流が持てるわけです。だからこそ、孤立を恐れず平均の中に溶け込まず自分の独自の考えを押し通して、飛び抜けることが出来るわけです。
これこそが、飛び抜けた節約や自由な人生をおくる秘訣だと思います。

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